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開院にあたっての想い

平成2年に医師となって現在までの約14年間、神戸大学医学部附属病院をはじめ、地域の中核病院で眼科診療にあたってまいりました。幸いにも、大学病院での専門外来、県立病院での主任医長という立場で、多数の患者さんと接し、診察し、診断し、治療にあたる機会に恵まれました。一般に、眼科というと、近視やコンタクトレンズ、ドライアイやアレルギー性結膜炎、老人性白内障などを連想される方が多いと思いますが、その他にも、角膜疾患・緑内障・網膜剥離・糖尿病網膜症・黄班変性症などの重症な病気もありますし、外傷など緊急を要する病気や、斜視などの子供さんの病気、感染性の結膜炎や、遺伝性の疾患など、種々の病気があります。軽症、重症に関わらず、困っている方に対し、適切な時期に病気を診断し、生活指導、点眼やレーザー治療、手術によって症状が回復し、患者さんに心から満足して喜んでいただける時は、医師として非常に嬉しい瞬間です。私が今までに勤務してきた大規模な病院では、上に挙げたような重症の患者さんも多く、各医師やスタッフの個人個人がきめ細やかな医療をしようと望んでいても、色々なシステムが事務的になりすぎているため、矛盾や障害が発生し、実行に時間がかかったり、自由にできないことも非常に多くなります。また、待ち時間が異常に長くなったり、担当医が決まらず、患者さんが不安を感じたりという弊害もあるように感じてきました。私が理想とする医師は、人間として当たり前の優しさを一人一人の患者さんに対して感じることができ、かつ、医者としての知識、技術を十分に兼ね備えた医師だと思っています。大病院での問題を解消し、自分の理想の眼科医療を提供するには、クリニックを開設し、私の理想とする医療をスタッフにも共有してもらい、患者さんに向き合うことがベストであると考え、当院を開院いたしました。今後も、少しでも理想に近づけるよう、私と近い理想の眼科医療を目指している仲間の医師たちとも連携しながら、頑張っていきたいと考えております。